ロボアド(ロボットアドバイザー)で投資を始めようと思ったとき「どのようなメリット・デメリットがあるのだろう?」「もしかして私にはロボアドは向いていないのでは?」そんな疑問を持つ方は多いと思います。そこで本記事では、ロボアドのメリット・デメリット、ロボアドサービス選びの注意点や意外な落とし穴などについて解説します。

  • ロボアドのメリットは、初心者でも少額から始められ、ほったらかしでOKな点
  • ロボアドのデメリットは、すぐには利益が出にくいこと
  • ロボアドは長期投資が基本。自分に合ったサービスを選ぶことが成功への近道

ロボアドの仕組みについておさらい

ロボアドの仕組みについておさらいしてみましょう。ロボアドとは「ロボットアドバイザー」の略称で、人工知能(AI)が資産運用のアドバイスを行ってくれるサービスです。

投資初心者必見、ロボアド徹底解説!

ロボアドのサービスのホームページ上で、いくつかの質問に回答していくことで、自分に合った投資や運用プランなどを自動的にアドバイスしてもらえます。ロボアドの種類は主に2つ、「投資一任型」「アドバイス型」があります。

「アドバイス型」は、いくつかの質問に答えると、その人のリスク許容度の診断や、一人ひとりに合わせた資産配分などを提案してくれます。一方、リスク許容度の診断や最適な資産配分の提案だけでなく、運用までを一任できるのが「投資一任型」です。

国内の代表的なロボアドサービスには、以下のようなものがあります。

ロボアドバイザーの高成長が続く「ウェルスナビ」

あらためて考える、ロボアドのメリット

メリット1 投資初心者でも始めやすい
メリット2 少額から始められる
メリット3 基本的にほったらかしでOK

ロボアドのメリットの1つ目は、投資初心者の方でも気軽に始めやすいことです。とくに「投資一任型」であれば、年齢や資産などいくつかの簡単な質問に答えるだけで、金融商品の購入から売却までをロボアドに一任できます。

ロボアドのメリットの2つ目は、少額から投資できることです。投資をスタートするための最低必要資金はロボアドのサービスごとに異なりますが、100円~10万円程度から始められます。

ロボアド始めやすいイメージ
初心者でもスマホひとつで始めやすいのがロボアドのメリットの一つ

ロボアドのメリットの3つ目は、基本的にほったらかしでOKなことです。たとえば、株式をデイトレードするのであれば、1日中チャートに張り付いて常に相場の動きに注意しておく必要があります。しかし、ロボアドは運用を自動でお任せできるため、忙しい方でもスマホ1台あれば投資ができます。

どう使う? 「ロボアド」と「ラップ型ファンド」

要注意! ロボアドの落とし穴

デメリット1 利益が出るまで時間がかかる
デメリット2 NISAに対応していないサービスが多い

ロボアドのデメリットの1つ目は、利益が出るまでに時間がかかることです。多くのロボアドサービスは、数年~数十年といった長期的な投資を目的として運用されています。

そのため、数日~数カ月などの短期間で大きな利益を出したい方には、向かない投資手法といえるでしょう。

ロボアドのデメリットの2つ目は、基本的にNISAに対応していないことでしょう。ロボアドの「アドバイス型」で投資信託などを自分で購入する場合、NISA対応の銘柄であれば非課税での投資が可能ですが、ロボアドの「投資一任型」で自動売買する金融商品は一部の例外をのぞいてNISAの非課税対象にならない場合がほとんどです。

もう一点挙げるとすれば手数料でしょう。ロボアドでは投資家の資産を、インデックス型の(株価指数などへの連動を目指す)投資信託やETFで運用するのですが、インデックスファンドの多くは信託報酬が年0.5%以下で、中には0.1%を切るものもあります。これに対して、ロボアドの手数料は年0.7~1.1%程度です。

自分で投資信託などの売買ができるのであればロボアドを使わない方が効率的といえますが、ロボアドのメリットは金融商品の売買をすべて任せられること。ほったらかしで運用できるメリットを取るか、手数料の安さを取るかは、運用する人の判断となります。

ロボアドといっても万能でないことは理解しておきましょう。投資なので、長期で運用すれば必ず利益が出るかといえば必ずしもそうとは言い切れません。AIが投資判断をするロボアドとはいえ、投資元本を下回る可能性はあります。多くのロボアドは、長期的な投資を目的として安定的な運用を目指していますが、運用している金融商品には当然ながら価格の下落リスクがあります。

ロボアドも損する可能性はある
ロボアドも投資。必ずしも利益が出るとは限らない

ロボアド選びの注意点

ロボアドのサービスを選ぶ際は、「アドバイス型」と「投資一任型」の2種類があることを把握し、自分に合ったロボアドサービスを選ぶとよいでしょう。
アドバイス型は、いくつかの質問に答えるとリスク許容度の診断や資産配分の提案をしてくれます。あくまでも提案をしてくれるだけで、投資の最終的な意思決定は自分で行えるため、自由度は高いことが特徴です。

投資一任型は、リスク強度の診断や最適な資産配分の提案だけでなく、運用までを一任できます。そのため、投資の知識や経験がない方でも始めやすく手間もかかりません

弱点は円高?ロボアド「THEO(テオ)」に投資してみた~もうすぐ1年レポート~

ロボアドを選ぶ際に「アドバイス型か投資一任型か」以外に注意したいポイントとしては、投資するための「最低必要金額」や「投資対象銘柄」、「運用実績」「コスト体系」などについてチェックしておきたいところです。

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